ビルメンの日常

派遣ビルメンが3ヶ月で契約解除された話

皆さんどうも、子なしビルメンの柊です。今回は、私の身に起きた派遣切りの件についてお話したいと思います。

事の詳細は・・・

まず私は、2023年の5月に派遣社員としてビル管理会社(正確には人材派遣会社)に就職し、そこから3か月間、ビルメンとして働いていました。

普通に夜勤明けで身体を休めていたある日、雇い主である派遣会社から連絡がありました。「この現場は今月いっぱいまで」と・・・。

私個人的には当時働いていた現場でしばらく働き続けると思っていたので、驚きと同時にショックもありました。まさか自分が派遣切りに遭うとは、思いもしなかったのです。

なぜ、派遣契約を解除されたのか

結論から言うと、私にはビルメンとして致命的な弱点があり、改善の余地が見られなかったからと派遣先の責任者から言われました。

本当は今の現場でもっと頑張って欲しかったが、お客様(オーナー)の手前、私のようなビルメンを現場に置いておくのは厳しいとのこと。

もちろん私の代わりとして派遣先の会社から正規雇用の社員さんが来られましたので、今も現場は人員不足に陥ることもなく回ってることでしょう。

ここから本題です。私が派遣切りを言い渡されたほどの致命的な弱点とは。それは、「分からないことを聞かない」です。先輩ビルメンからも、「このままじゃ、この現場でやっていくのは厳しい」と言われたほどでした。

私は知的好奇心が強い方で、気になったことは納得がいくまで調べないと気が済まないタチです。これ自体はビルメンの仕事を続けていくうえで長所になると思われますが、私の場合は違いました。

分からないことがあればまずは調べようとしたので、何かわからないことがあっても「すぐに聞く」ということが、なかなかできなかったのです。言ってしまえば、知的好奇心が強いという長所が裏目に出たということになります。

その結果、業務効率は落ちました。分からないことを素直に聞けていたら、もっと多くの仕事をこなすことができ、その分自身の成長にも繋がることになると今ならわかります。

私自身、分からないことが恥だとは全く思ってないですし、分からないことは聞いた方がいいということも、頭では理解しています。

しかし、なぜ分からないことをすぐに聞けないのか、当時その根本的な原因は不明のまま思いついた解決策は、「とりあえず分からないことがあったら即先輩に聞く、これだけを徹底しよう」でした。

そう決意した矢先、派遣契約終了の知らせを告げられました。

派遣契約終了後、思うこと

今回の件で一番後悔していることは、「もっと早く自分の弱点に気づくべきだったこと」です。

当時はホントに色々注意されることが多かったのと、仕事を覚えることに必死すぎたこともあり、自分の弱点を分析する精神的な余裕はありませんでした。

当時私生活で色々あったことも少なからず影響してはいますが、それでもやれることはあったはずだと、悔やんでいます。

ビルメンの仕事に就いて最初のうちは先輩ビルメンから注意されることも多いでしょう。仕事のやり方が分からないのだから当然です。

しかし、人間には長所があれば短所もあります。自分が先輩からよく注意されることは何なのか。

何回も注意されるということは、自分にとって改善するのが難しいもの、言ってしまえばそれが自分の短所、所謂「弱点」に当たります。その弱点に改善の傾向が見られれば、少なからず先輩や責任者からの評価は変わるはずです。

まだ未熟な新人に違いないですが、それでも「変われる、変わることができる」という成果・実績をアピールすることができます。

何も変わらない人よりも、何か変われる人の方が、「こいつは成長できるやつだ」と思われるのは言うまでもないでしょう。

これからビルメンになりたい方、なる予定の方、もしくは現在ビルメンの仕事に就いているが燻っている状態の方は、このお話を頭の片隅にでも入れておいてもらえると、私は嬉しいです。皆さんが私みたいな目に遭わないことを願っています。